「聖なる騎士の暗黒道」紹介・感想:あなたは思い出すだろう、堕天使になりたかったあの年頃を。
ども、こんにちは。花粉症がつらく、身体から木が生えてきそうなこの頃、いかがお過ごしでしょうか、ラノビーバーです。
さて、今回の記事から、さっそく私の気になったライトノベル作品の面白さを、ポイント絞って紹介させていただきたいと思います!
記念すべき、第一作品目はこちら!
☆「聖なる騎士の暗黒道」☆
坂石遊作先生による作品で、HJ文庫さんより出版されています。
2019年、三月一日に発売された小説で、坂石先生はこの作品がデビュー作!
HJ文庫大賞・金賞受賞!
なお、先生が受賞された第12回新人賞において賞を手に入れたのは坂石先生のみ。坂石先生はその孤独に耐えかね、イマジナリーフレンドならぬイマジナリー同期を作り出し、締め切りのプレッシャーを乗り切ったとのことです(あとがき調べ)。私が作品を購入したことにより、ロンリーな気分が少しでも晴れてくれればいいな、と思いました。
さてそれでは、おもしろポイントを解説していきましょう。
「光より闇のお年頃! 主人公は暗黒騎士になりたい聖騎士!」
この物語の主人公・セインは、作中最強の力を持つ「聖騎士」である。世界でただ一人、女神に選ばれた存在であり、聖剣を振るい魔物の脅威から人々を守り、戦ってきた。そんな彼が、とある夢を追い、故郷を離れて他国の学園へと通い始めるところから、物語は始まる。そう、彼の夢とは―――
「暗 黒 騎 士」
聖騎士の対になる存在であり、闇の力でもって悪を裁く騎士だった。
理由は、セイン曰く「暗黒騎士の方がかっこいいから!」
暗黒騎士に憧れるセインは、夜なべして作った漆黒のコートに身を包み、指輪、腕輪、首飾りといったアクセサリを全身に装着して登校、入学時の自己紹介では「見ての通り、堕天使の力を継ぐ者だ」。
しかし、聖騎士である彼には光の魔法の才能しかなく、初歩の闇魔法を僅かに成功させて大喜び。羊を悪魔に変えようと目論んだ結果、なぜか自分が羊になる。悩みを聞いてあげたヒロインから「神父みたいだね」と言われて身悶える。おまけに趣味はガーデニング。
最強の力を持ちながらも、その力では叶えることが出来ない夢。向いていないと知りながらも、それをひたむきに追いかけ七転八倒する主人公の活躍は、読んでいて面白いのと同時に、共感も覚える。
ヒロインも可愛らしく、セインと対というか、鏡写しの悩みを抱えたアリシアも魅力的。
腹黒メイド好きの方には、メリアもたまらないヒロインとなっております。
コメディはやっぱり、主人公が面白くなきゃね!
という方にオススメの本作品。
絶対読んでくれよなっ!!!!!!!!
という感じで、以上、ラノビーバーでした!
ではまた!